【グルコサミン・コンドロイチンのサプリメントの効果は?】②

以下、厚生労働省「統合医療」に係る 情報発信等推進事業から引用しております。

https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/21.html

*本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

【グルコサミンとコンドロイチンのサプリメントの有効性について】
⚫︎コンドロイチンは変形性膝関節症または変形性股関節症の痛みに有効ではないことが研究結果から示唆されています。

⚫︎グルコサミンが変形性膝関節症の痛みに有効かどうか、また、グルコサミンとコンドロイチンのサプリメントがそれぞれ他関節の変形性関節症の痛みを軽減するかどうかは不明です。

【専門家の推奨】
⚫︎専門家は、グルコサミンとコンドロイチンが変形性膝関節症や変形性股関節症に有用である可能性を否定しています。

⚫︎米国リウマチ学会(ACR)は、変形性膝関節症または変形性股関節症の人に対するグルコサミンとコンドロイチンの使用を推奨していません。 しかしその推奨は強いものではなく、ACRは議論の余地があることを認めています。

【科学的観点から見た安全性および副作用】*一部抜粋
⚫︎グルコサミン、コンドロイチン、または両方を3年間に上り摂取した大規模で良質の研究では、重篤な副作用は報告されませんでした。

⚫︎しかし、グルコサミンまたはコンドロイチンは抗凝固剤(抗凝血剤)のワルファリン(クマディン)と相互作用を有する可能性があることが明らかにされています。

⚫︎ラットを用いたある研究では、比較的高用量のグルコサミンを長期間摂取すると腎臓を損傷する可能性が示されました。動物の研究結果は、必ずしも人に当てはまりませんが、この研究により懸念が生じました。

⚫︎グルコサミンは、特に糖尿病の人やインスリン抵抗性または糖耐能に異常があるなど血糖値に問題がある人では、体の糖代謝に影響を及ぼす可能性があります。

欧米の研究では効果があったと発表されているものもあるようですが、絶対に効果的!とは言い切れないようですね。 サプリメントは安全性には注意して、利用しなければいけませんね!

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